美術に関してのメモ、etc

好きなこと、興味のあること、現代美術館で学んだこと

美術館での鑑賞の参考に

初めて行かれる方、何度も行かれている方、それぞれだと思います。

何度も行かれた方には、アドバイスは必要ないかも知れませんが、初めて行かれる方・・・

いえいえ、成人になられても「美術館初めてなんで~」と言われる方も多いのです。

そんな方に、アドバイス

まず、はじめに「美術館は恐くない」です。

高名な画家の絵がかかっていて、監視の人がいて、警備員がいて・・・恐いと「敷居が高い!」と思っていらっしゃるかも知れませんが、恐くないです。

よほどのマナー違反をしない限り警備員は飛んできませんし、監視員も注意しません。

気楽に、散歩に来たつもりで作品を眺めながら歩きましょう。

そして、服装も自由です。

海外の方など夏は、ビーサン、短パンTシャツで来られますよ。逆におしゃれをしてくるのもOKです。

現在では小学生なども、課外授業で美術館を訪れています。

それでは、行きたい美術館、展示を探してみましょう。

○初めて行くなら、興味のある作品展へ

彼、彼女が好きそうな展示でも良いのですが・・・興味が湧かないと面白くないでしょう。

たまに、男女で来られて明らかに片方の人が時間を持て余してるようなしぐさを見てしまうと苦笑しそうになりますが。どちらかが興味あれば、その人に解説をお願いしてもらっても良いとは思いますが、入り口でオーディオガイドを貸出し(多くは有料だけど)ている場合は、借りましょう。

知ってるつもりでも知らなかったことを教えてくれますし、作品や作家の成り立ちについてもよくわかります。

○混んでたらすっ飛ばして自分の目を惹いた作品へ

二人で来た場合は、二人で人の流れに沿って観ることになると思いますが、相手が気にしなければ、自分の好きな作品の前へ先に行ってもいいです。

多くの作品展示がされているなか、順番通りに、人の進むスピードと同じに歩いていると好きな作品の前でもゆっくり立ち止まれません。せっかく来たのなら好きな作品に時間をかけて観たくないですか?最初は人に合わせて移動して、疲れたらソファに座ってゆっくり観る。ソファにその展示の図録などが置いてあれば最高で、作品と照らし合わせて贅沢な時間を過ごせます。

○どこに惹かれたのかを見つめる

何を面白いと思ったのか、どこが好きなのか、ゆっくり遠目から、それから近くによって確認してみる。

○作者、作品に想いを馳せる

どんな時にどんな感情で、描いたんだろう。

何が言いたかったんだろう、伝えたかったことは何?・・と考えてみる。

そうすることで作品がより心に残ります。

○ギャラリートークに参加してみる

学芸員の解説がある日に行くと、専門の学芸員が説明してくれるので、非常に良いです。

ただ、日程・時間が決まっているので、これはHPなどで調べて日程が合えばの話ですが。

展示にちなんだゲストをお迎えしてのトークもありますので、こちらもお薦めです。

展示が現代美術の場合などは、作家に会える可能性もありますからね。(作家来館トークは事前予約だと思われます)

2回目からは

事前にどこでどのような作品展をやっているか調べて行きましょう。

都会ではどこかしら常に企画展をしています。

地方に住んでいたらその都市、地元の特色を持った美術館が存在します。

中央都市では収蔵されていない地元出身や縁のある作家の作品が観られますので、それはそれで

地域の歴史を知ることにつながりますので、有意義な時間を過ごせるのではないでしょうか。

ぜひ、気軽に美術館を楽しんでくださいね。