美術に関してのメモ、etc

好きなこと、興味のあること、現代美術館で学んだこと

現代美術は何が面白いの?

 

現代美術の面白さ、現代美術は何が面白いんでしょうか?

なんて、思ったことありませんか?

ありますよね?

私は今までは現代美術には全く興味が無く、何も知りませんでした。

だって日本の美術教育では現代アートの授業はないですから。

現代アート作品を観ても、何が感動するのかちっともわかりませんでした。

好きな画家は、印象派クロード・モネ(1840~1926)

その時代の画家は、日本にはファンも多くとても共感しやすいものだと思いますが、現代美術については「ふ~ん・・・何?」って感じだったのです。。

これは、私が受けてきた図画工作や美術の授業では習わなかった、もしくは説明がなく記憶に残ってないからかも知れません。

だって、私の中で美術って、宗教画から始まってせいぜいダリやピカソで終わってましたから。そういう人には理解しがたい作品が多いので、まず美術の流れから追ってみましょう。

西洋美術の流れのおさらい

14世紀~ルネサンス・・・宗教画を多く用いており、この時代にレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)のモナリザミケランジェロの彫刻、ラファエロの聖母の絵と言えば想像がしやすいでしょう。

16世紀~バロックロココ・・・ルーベンスレンブラントフェルメール

・・・真珠の耳飾りの少女とか有名ですよね。

18世紀~新古典主義ロマン主義・・・アングル、ターナー

19世紀~写実主義・・・ミレー、クールベ、コロー

19世紀~印象主義・・・モネ、ルノワールドガ、スーラ、セザンヌゴッホゴーギャン

19世紀末~象徴主義/ナビ派・・・ルドン

20世紀~・・・マティスピカソ

第一次大戦後~・・・抽象絵画、シュルレアリズム、抽象表現主義、アクションペインティング、ポップアートが出てきました

シャガールユトリロシャガール、ミロ、ダリ

現代アート(第二次大戦以降)・・・・ロスコ、ポロック、ウォーホルから、現在活躍されている作家まで

アンフォルメルポップアートミニマリズムコンセプチュアルアートアースワークインスタレーション、ニューペインティング・・・、スーパーリアリズム等々たくさん!物凄く広がってきました

(たぶん、この辺の言葉から訳わかんないですよね。もはや作品ではなく行動自体をアートとする考え方も出てきました)

では、「現代美術」という言葉の定義はどうなっているんでしょう。

現代美術という言葉の定義

現代美術、またはコンテンポラリー・アートとは、歴史の現代を借りた用語で、美術史における今日、すなわち20世紀後半第二次世界大戦後の1950年以降から21世紀までの美術を指す。

・・・になっています。

現代に入ってから、本当に多種多様というか、概念から問う作品も出てきたので、よっぽど興味を持っていないとわからないですよね。

現代美術の面白さとは

意味不明なところ

わからないところ

自由な表現方法

だと思います。

そして、過去の作家達との最大の違いは、生きている作家もいらっしゃるということ

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随分前に草間彌生展を娘と訪れた際、20代の子供は、予備知識がなくてもスッと感性でそのまま受け止めて、草間ワールドに入っていました。

私が草間彌生に興味を持ったのは、TVのドキュメンタリーで草間彌生のことを放映しており、たまたま番組を見て引き込まれてしまったからで、もし、事前にTV番組を観ていなければ、興味を持っていなかったと思います。事実、au携帯が草間彌生とのコラボ商品を出した時も、「キャー!」とは、思わなかったくらいですから。でも子供はこの番組は観ておらずそれでも誘うと全然OK!

ほんっとに、ビックリします。じゅうぶん会場に展示された作品空間を楽しんでいました。

若いってこういうことなんだなあって、今は思います。

新しい物、流れが出てきた時に素直に先入観なしに受け入れることができるのは、価値観、頭が固まってないんですね。

効果

知ろうとする興味が湧く→人物、作品について調べる

ドキドキする

刺激を受ける

結果

知らなかったことを知って知識が増える・・・歴史、時代背景、世相

違う考え方を知る

物を違う角度からも見れる

心が広がる

許容範囲が大きくなる

精神的に若くいられる

今までの価値観がひっくり返る

効果や結果については、特に40代以降の方は頭を柔軟にするのにいいのではないでしょうか?

20代は、物事をそのまま素直に受け取り、それ以上背景や作家、作品に深く踏み込んだりしないでしょうが、40代~は、わかんないから、もうちょっと知りたいからとかでその後、本を読んだり他の作品を探したりするかも知れません。

作家の人生に触れたいと調べるかも知れませんし、これをきっかけに他の美術展を訪れる方もいらっしゃるでしょう。

1の作品から、糸を辿っていく様に他の作品や作家を知ることができます。

それは、とても面白いことです。

それはきっとお金ではない価値なんだと思います。

それだけ幅が広がってきた様に思います。

現代美術の様々な表現

現代美術は様々な表現があります。

抽象表現から、超リアリティを追求していった物

「もの」をそのまま置いて意味を問う物

空間をアートにしたもの

作品ではなく行為そのものに意味を見出す物

平面に限らず空間、映像まで様々な形態で表現を追求しています

たくさんの種類、たくさんのアーティストがいるので、よくわからない、作家や作品もあります。それはきっと私には興味が湧かないだけかも知れないし、他の方は非常に興味を持って見ることができる作品もあると思います。

ぜひ、お気に入りの作品を見つけてくださいね

アンフォルメル

アンフォルメルフランス語:Art informel、非定型の芸術)は、1940年代半ばから1950年代にかけてフランスを中心としたヨーロッパ各地に現れた、激しい抽象絵画を中心とした美術の動向をあらわした言葉である。同時期のアメリカ合衆国におけるアクション・ペインティングなど抽象表現主義の運動に相当する。

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ミニマリズム、ミニマルアート

完成度を追求するために、装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで省略する表現スタイル(様式)[1]ミニマリスムとも表記される。「最小限主義」とも。「1950年代彫刻絵画の分野で芽を出していた[2]」とも、「1960年代音楽美術の分野で生まれ、ファッションにも導入された[1]」ともされる。

ウィキペディアWikipedia

コンセプチュアルアート

コンセプチュアル・アート (Conceptual art) は、1960年代から1970年代にかけて世界的に行われた前衛芸術運動。イデア・アート (Idea art) とも呼ばれる。日本では当時概念芸術観念芸術と訳され、

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アースワークランド・アート

インスタレーション